私たちのプロジェクトではいろいろな創作かるたを作っています。ここではその作り方を紹介したいと思います。
まずは一般的な「いろはかるた」を作りましょう。 その次に、
「家族かるた」「ユニークかるた(絵合わせ)」の作り方を紹介します。
<作り方>
最初は10組(読み札・絵札それぞれ10枚)20枚くらいを友達や家族と作ってみましょう。そして少しづつ増やしていきましょう。
①かるた全体の大テーマを決めます。
・自分が住んでいる地域のかるた ・好きなものかるた
・地域の昔話や民話のかるた ・家族のかるた
・学校やクラブ、習い事かるた ・野菜・果物のかるた
など、一つのまとまりがあるテーマを考えてみましょう。
②次は小テーマ(1組ごとのテーマ)を決めます。
テーマの内容をいくつかに分けて(何人かでつくるのであれば分
担して)小テーマを決めます。最初は10個ほどの小テーマで
良いと思います。この小テーマで読み札・絵札を作ります。
例えば「好きなものかるた」の場合では、
・「イチゴ」が大好き
真っ赤なイチゴ、大粒イチゴ、甘くてすっぱい
イチゴ狩りは楽しかった、ショートケーキも好き、
家族みんなもイチゴが大好き
・「ラグビー」大好き
ワールドカップはすごかった、ドキドキした
相手の間を向けて行くトライはカコイイ
オールジャパンの桜のユニフォームも好き、カッコイイ
ラグビーの楕円形のボール、ゴールポールの形
自分もラグビーを始めた、トライを決めると気持ちいい
というように小テーマとともに、好きなもの・ことについて、
いろいろとメモしてみます。形は?色は? どこでどんな風に
遊ぶ?使う? どこが好き? 好きになったきっかけは?などを
書いてみましょう。
このメモが、読み句づくりや絵札づくりのヒントになります。
③読み札、絵札の下書きをしてみよう!
紙の大きさは自由ですが、ハガキサイズくらいが手ごろな大きさ
だと思います。
・小学校4年生以上の、皆さんは、読み句づくりから始めてみま
せんか。上にあげた言葉を参考に、3~5つの言葉で読み句を考
えてみましょう。俳句調、五七調、七七調だとリズム感があっ
て親しみやすくなると思いますが、そうでなくてはいけないと
いうものではありません。
書いたら声を出して読んでみましょう。
・小学校低学年の皆さんは絵札づくりから始めてみると作りやす
いと思います。好きなもの、ことを自由に表現してみましょ
う。紙いっぱいを使って大きく描いてください。はみ出すくら
いに描いてもかるた取りの時は楽しいです。
また、背景もしっかり色を塗るか、描くかして仕上げましょ
う。よくできた感、仕上がった感じがします。
・絵札の右上か左上に2センチ~3センチの円を描き、読み札の最
初の言葉が入るスペースを残しておいてください。
*ご参考:たのしいな俳句
皆さんご存じのように、俳句の基本は五七五調の31文字です。この最後の5文字を「たのしいな」として読む俳句です。そして改めて「たのしいな」の部分に季語を入れて、より情景や気持ちを表現します。皆さんもぜひトライしてみてください。
*ご参考:10分間俳句
杉並区郷土博物館分館(東館)で「人・まち思いかるた」の展示を行いました。(10/12~10/19) 期間中の10/19(土)には、「オリパラソルを作ろう!」というテーマで透明ビニール傘にマジックやクレヨンで絵を描くワークショップを行いました。約50人のご家族の方々が、このちょっとおかしなワークショップを楽しんでくれました。
★創作かるたワークショップ
・人 まち思いかるた
・バリアフリーかるた
・世界の人・こと遊びかるた
・東京の色・まち思いかるた など
○カラーコミュニケーション講座
○カラーハンティング
○グリーンかるたをつくろう!
○びっくりカラーボードづくり
○誰でも本物みたいな葉っぱがか描けちゃう方法
○地域の食べ物のディッシュづくり
○身近な鳥たちのモビールづくり
○面白面(おもしろめん)づくり
○混色粘土を使ったお菓子づくり
色彩やデザインワークショップのご希望あれば、
お気軽にお問い合わせください。